婚活をしていてなかなか結果につながらない会員さんが、自分の活動をふと振り返ったときに必ずといっていいほどあなた(相談所長)に言ってくることがあります。それは・・・
- 一番最初に会った人が良かったなぁ~(もしくは*回目に会った人が良かったなぁ~)
- 以前お見合いした○○さんにもう一度会いたいです。
こんな事を会員さんに言われてしまった時、どのように対応すべきか。今回は具体的な対処方法をお伝えします。
このようなケースにあてはまる会員さんの心境としては
- 始めたばかりでよくわからない。
- 最初に会った人はいい感じだけど、もっといい人がいるかもしれない。
といったところでしょうか。そうして漠然と活動をしているとあれよあれよと時間が過ぎて、よくよく考えると最初に会った(もしくは婚活し始めた序盤に会った)お相手が一番良かったと気付くことが多々あるのです。こう考えるのはある意味当然だとは思いますし、気持ちもわかります。
相談所側としては「じゃあ何であの時決めなかったの?」と言いたくなるところですが、そうも言えません。ただ、この申し出は相談所側にとって迷惑な事でなく、むしろその会員を成婚に導くチャンスとなる可能性もあります。その場合の対応方法や注意点をご紹介したいと思います。
対応1.まずはお相手の相談所に確認する。
結婚相談所は個人経営で行なわれている相談所が実に7割以上を占めます。ですのでお相手の相談所長に直接お願いすることで、改めて会う機会をセッティングできる可能性はかなりあります。
ただし、時間が経過しているとお相手会員さんがどなたかと成婚されていたり、交際に入っていたり、中には休会や退会していたりと言う場合があります。まずはお相手会員の状況の確認と、相談所長の間だけで「改めて会う機会を作ってもらえるようにお相手会員に進言してもらえるか?」を確認しておく必要があると思います。
対応2.自会員に気持ちを再確認する。
お相手会員さんがまだ活動中で、再度の会う機会をセッティングしてもらえそうなら、今度はご自身の会員さんに「本当に改めて会う機会をセッティングしてよいか?」という気持ちを確認します。
その際、自会員には下記の内容を納得してもらいます。
- 2度目でこちらからお願いをしているので、こちらからはお断りが出来ないことを納得してもらい、お相手がよければ必ず交際に入ること。
- お相手に会えたとしても、お相手からお断りが来る可能性があり、それは受け入れなければならないということ。
- まだお相手の会員には知らせていないので、必ずしもセッティングが成功する訳ではないこと。
これに納得してもらえないと、お相手相談室にも迷惑がかかり、あなたの信用にもかかわってくるので、ここは必ず納得させて次に進みます。逆にこれに納得できない方には対応するしないで下さい。
※しっかりコミュニケーションが取れている会員さんであれば、仮に断られても理解があると思いますので2.から行っても良いです。
対応3.再度お見合いをセッティングする
ここまで確認できれば、後はお相手の相談所に依頼して再度お見合いをセッティングします。1.で言ったとおり基本は交際希望でお見合いに臨むので、後はお相手からの吉報を待ちましょう。お相手が以前のお見合いを覚えていて、交際希望であればお見合いせずそのまま交際に入ることが出来る可能性もあります。
こうして、改めてお会いしたカップルは
- 当然お互いに好意がある。
- 今まで活動してきた中から選んだ結果なので、成婚につながりやすい。
- 今まで活動してきた中から選んだ結果なので、成婚までの期間が比較的短い。
等々
実際に再セッティングが出来れば、かなり成婚へ近づく可能性があります。一見「面倒なことを言い出すな~」と思ってしまうような内容でも、きっちり対応することで良い結果につなげられる好事例であり、それが出来るのも個人事業主が多い結婚相談所のやり取りならではないかと思います。
まとめ
今回の相談室あるあるはいかがでしたでしょうか?参考になりましたでしょうか?
次回も実際の結婚相談所であるエピソードをどんどん紹介したいと思います。知らない人には「ふ~ん、そんなことがあるんだ~」、既にお仕事をされている相談所の仲人さんには「あ~、これあるある」という内容をお伝えしていきますのでお楽しみに。
[…] 相談所あるある:会員さんの一言「やっぱりあの人が良かった」 […]