「独立開業して自分の腕で稼ぎたい」「子育てをしながら自分のペースで仕事をしたい」「人と接する・人の役に立つ仕事がしてみたい」…そう思われているなら結婚相談所を個人経営して仲人をするのがおすすめです。元手や設備投資もほとんど不要で、個人で開業して仲人として活躍することが比較的カンタン。まずは副業として仲人を始めることもできます。
しかし、「個人経営ってどうなの?うまくいくの?」「リスクが高いんじゃないの?」と思われる方も多いかもしれません。そこで、今回は個人経営の結婚相談所の現状や、結婚相談所の個人経営を成功させるためのポイントについてご紹介します。
個人事業主として結婚相談所を開業。個人経営はうまくいく?
婚活ブームの昨今、婚活ビジネス市場も盛況です。経済産業省『少子化時代の結婚関連産業の在り方に関する調査研究報告書』によると、結婚相談所の市場規模は年間500~600億円、利用者は60万人とされています。
日本には4,000軒近くの結婚相談所があるとされています。ピンと来ないかもしれませんが、全国でレンタルビデオ店は約2,800軒、図書館が約3,100軒、銭湯が3,400軒あると言われています。街なかで当たり前のように見られるこれらの施設よりも結婚相談所の方が多いというのは少し意外ですよね。
そして、約4,000軒の結婚相談所のうち、実に75%は個人事業主もしくは個人経営なのです。従業員が大勢いる法人の結婚相談所はむしろ少数派と言えます。
こうしてデータを見てみると、結婚相談所がいかに身近なものか、個人経営の結婚相談所が多いのかが、おわかりいただけるかと思います。
2015年に実施された国勢調査では、生涯未婚率は男性で23%、女性で14%という結果で、年々上昇。ブライダル総研(リクルート社)の調べによると、2016年に結婚した人の11%が結婚相談所や婚活イベント、お見合いパーティーなど、何らかの婚活サービスを使って結婚したということです。
未婚の人が増えて、婚活サービスの利用率も上昇しているので、婚活ビジネスには追い風が吹いていると言っても過言ではありません。
今後も未婚率が上昇すると考えられ、ますます婚活に対する抵抗感も薄れていくと思われますので、結婚相談所はまだまだ伸び代があるでしょう。
個人経営の結婚相談所でも、連盟組織に加盟すれば多くの会員を紹介可能!
個人経営というと、リスクが高いというイメージがあるかもしれません。確かに小売店や飲食店を開業したはいいものの、お客さんがあまり入らなくて廃業してしまうという方が多いのも事実です。
しかし、連盟組織に加盟して結婚相談所を開業する方法であれば、比較的低リスクで経営を始めることができます。研修制度が整っているので、結婚相談所運営に関する基礎知識やノウハウを学ぶことができ、サポートも充実しているので未経験でもスムーズに開業することが可能です。
そして、なんと言っても有利なのが、加盟組織が保有している会員情報を利用できること。会員が結婚相談所を選ぶ要素として「会員数」が挙げられます。必ずしも「会員数が多い=成婚の割合が上がる」わけではありませんが、お相手を探してお見合いを組む上で、ある程度のマッチングプールがあることは重要な要素の一つとなります。
加盟組織が保有している会員情報を利用すれば大手の結婚相談所と遜色がない、あるいは大手以上の情報を紹介することも可能。たとえば日本仲人連盟であれば、全国約15,000名もの会員情報を利用することができるので、豊富な会員の中から相手を紹介して成婚に至る可能性も高いです。こうして成婚実績を積み上げていけば新規の会員獲得も容易になります。
会員情報という結婚相談所の最大とも言える武器を手に入れられるのが、連盟組織に加入する大きなメリットなのです。
結婚相談所の個人経営を成功させる5つのポイント
結婚相談所ビジネスはリスクが比較的低く、個人で開業しやすいことがおわかりいただけたかと思います。でも、せっかく開業するのなら少しでも収入をアップさせたいですよね。会員に幸せになってもらえれば仕事に対するやりがいも得られます。
そこで、ここからは結婚相談所の個人経営を成功させるポイントを5つご紹介します。
大手にはできない手厚いサポートをする
大手の結婚相談所は社員が大勢働いているため、どうしてもマニュアルどおりの事務的な対応になってしまいます。
また、営業時間や労働時間もきっちりと決まっているため、会員によっては打ち合わせの時間を取れないといったことも考えられます。
個人経営のメリットはフットワークが軽いこと。「決済が必要ない」「時間や場所にとらわれない」「好きなことができる」というように、仲人にとってもメリットが大きいのですが、これは会員にとっても同じです。
大手のようにマニュアルに縛られたり、決済が必要になったりということはないので、やりやすいやり方で仕事を進めることが可能で、本当に会員のためになるサービスを提供できることが大きな強みになります。
たとえば夜遅くまで仕事をしているという会員の場合は、21時に職場近くのカフェやファミレスなど、好きな場所で打ち合わせを設定するなど、会員の都合に合わせてスケジュールを設定すれば満足度が上がりますし、成婚率も高くなります。
時間1つとっても強みになり得るのです。
仲人のブランディングや色を出す
結婚相談所を開業したら、チラシやホームページなどで集客する必要がありますが、その際に重要なのが仲人のブランディングや個性です。
結婚相談所の商品はやはり仲人。「担当してくれるのはどんな人か」「どんな実績がある人が担当してくれるのか」というところを見て会員は結婚相談所を選びます。
サービス内容はもちろん、実績、経験、性格、趣味など、強みになりそうなものを積極的に打ち出すことが重要です。
「成約件数100件。●●県でナンバー1」というキャッチコピーを載せれば、「これだけ実績がある結婚相談所に相談すれば自分も結婚できそうだな」と思ってくれるでしょう。
婚活の経験がある、お見合いの経験があるといった直接的な経験の他にも、たとえば心理カウンセラーの資格があれば、「会員の悩みをしっかり聞いて親身に相談に乗れる結婚相談所」というブランディングを構築することが可能です。ネガティブに捉えられがちな離婚歴も、「離婚歴があるので、離婚された方の気持ちを理解して、適切な再婚相手をご紹介します」というようにプラスにアピールし、「再婚に強い結婚相談所」というブランディングにつなげることができます。
わかりやすいようにキャッチコピーで表現するのがおすすめです。
会員の要望や相性に合う相手を紹介する
当然のことながら結婚相談所では「誰でもいいから相手さえ紹介すれば良い」というわけにはいきません。会員から住んでいる地域や性格、職業、価値観など希望する条件を聞いた上で、それに合致する相手を紹介する必要があります。そのためには開業当初からお相手候補となる他の会員情報を持っておくのが重要です。
既に会員が登録されている連盟組織に加盟すれば、それだけ会員の要望や相性にぴったりの相手が見つかりやすくなり、成婚につながる可能性も高くなります。
専任担当制で会員を安心させる
会社だとどうしても人事異動や退職などがあり、仲人が途中で交代する可能性があります。会員の立場からすると、途中で仲人が代わってしまうと、また一から人間関係を作り、自分のことを知ってもらわなければいけません。引き継ぎにミスや漏れがあれば失敗する可能性もあります。会員にとって仲人がコロコロ変わるのはとても不安なものなのです。
個人経営の結婚相談所であれば当然仲人が代わることはありません。最初から最後まで、会員とじっくりと向き合ってサポートできるのは大きな強みなのです。
戦略的な料金体系を決める
結婚相談所のサービスは決まった値段がありません。相場はありますが、基本的には経営者が自分で値段を設定することが可能です。
質が高いサービス提供している自信がある、成婚率が高い、実績があるという方は高めの料金設定にすることも可能です。逆に安めの料金設定をしてお得感を打ち出し新規会員の入会を促す、多くの会員をサポートするというのもありでしょう。
「自分の価値は自分で決める」ということができるのが結婚相談所を個人経営する上での魅力であり、成功するために重要なことなのです。
相場を大きく外れない範囲で、ご自分の経験やスキル、営業スタイルやサービス、仕事に費やす時間などを考慮して、適切な料金設定をしましょう。
まとめ
結婚相談所の個人経営は大変な面もありますが、その一方で個人経営ならではの強みもたくさんあります。フットワークの軽さやきめ細かいサービスができる、ブランディングや個性をアピールできるといったメリットをしっかりと理解して、実践をしていけば成功する確率はぐっと高まります。
この婚活ブームで、これからも結婚相談所の需要が高まることは間違いありません。参入するなら今がチャンスです。
今回の記事をご覧になって興味をもった方は、ぜひNNRに資料請求をしてみてください。
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