「いつかは自分の結婚相談所を開業したい」「今の経験を活かしてビジネスをしてみたい」「もっと自由に働きたい」…
そんな想いがある結婚カウンセラーや婚活アドバイザーの方は、独立してみるのも良いかもしれません。
今の仕事で培われたノウハウやスキルは結婚相談所を開業したときにも必ず役に立ちます。今回は結婚カウンセラーがそのまま今の職場で働くメリットとデメリット、独立して結婚相談所を開業するメリット・デメリットをそれぞれ紹介し、どんな違いがあるのかを比較してみましょう。
すでに独立して結婚相談所を開業された婚活カウンセラーの先生への独占インタビューも掲載していますので、参考にしてみてください。
結婚カウンセラーの経験を活かして独立開業しよう!
すでにどこかの結婚相談所などで結婚カウンセラーや婚活アドバイザーの仕事をされているのであれば、ご自身で結婚相談所を開業されても今の経験や実績、仕事で身についたスキルや知識がきっと役に立ち、成功する確率も高くなるでしょう。
ただし、婚活業界にいたからといって必ず成功するわけではありません。何事もそうですが、独立しても失敗するリスクはあります。その点は念頭に置いておきましょう。
活かせるスキルや実績
法律相談所を開業するためには弁護士資格が、病院を開業するためには医師免許が必要です。では結婚相談所はどうでしょうか?なにか必要な資格はあるのでしょうか?
基本的に結婚相談所を開業するためには特別な資格は必要ありません。個人の場合は開業届を税務署に提出する、法人の場合は法人登記をしさえすれば、誰でも結婚相談所を開業することが可能です。
ただし、資格があれば信頼性が高まって会員獲得にも有利になります。また、自身のスキルや知識アップにもつながるので、可能であれば資格取得にチャレンジしてみるのもおすすめです。
資格の有無よりも重要なのは「何ができるのか?」ということ。婚活カウンセラーが結婚相談所を開業した場合、具体的には以下のようなスキルや経験が役に立ちます。
・コミュニケーションスキル
結婚カウンセラーはコミュニケーションスキルが必要とされる仕事です。独立開業してご自身で結婚相談所としてビジネスをしていくのであれば、よりそれが顕著になってくるでしょう。
「あの結婚相談所は話を聞いてくれない」「あのカウンセラーは話しづらい」と思われてしまったら廃業になるリスクも高くなります。会員さんの話を聞く、的確にアドバイスをする、要望を汲み取って形にする。独立開業後は婚活カウンセラーをしてきて磨かれたコミュニケーションスキルが発揮されます。
・入会希望者のクロージングや婚活パーティーの企画・運営
独立後につまずくことの一つに、会員獲得が挙げられます。いくらスキルや知識があったとしても、あなたが世の中に知られていなければお客様はいらっしゃいません。入会希望者に「この結婚相談所なら婚活がうまくいきそう」「このカウンセラーさんにお願いしたいな」と思ってもらえるようにする必要があります。人に知ってもらって入会を促す活動が難しいのです。
独立開業しても、集客方法が大きく変わることはありません。基本的な部分は同じ。結婚相談所の婚活カウンセラーとして会員獲得をした経験があるのであれば、集客にもそれほど苦労しないでしょう。
婚活パーティーの企画や運営経験があると尚良いでしょう。一人ひとりに声をかける方法とは異なり、多くの会員を一度に獲得しやすいです。ぜひ、今までの経験やアイデアを活かして、参加者が楽しめて成果につながるようなイベントをどんどん企画していきましょう。
・事務的な作業(PCスキル)
開業しても事務仕事は常にしなければいけません。特に個人で開業する場合は誰も助けてくれないので、むしろ今までよりも多くの事務仕事を一人でこなさなければいけない状況になるでしょう。
会員登録やプロフィールの作成、メールの処理、電話応対など、やらなければいけない作業はかなり幅広いですが、経験があればスピーディーにかつ確実に行うことができます。
ここが違う!従業員と独立の違い
同じ「結婚カウンセラー」でも、雇われた従業員の立場でいるのと、独立開業していわゆる個人事業主や社長の立場で働くのとでは大きな違いがあります。ここからは両者の違いを見ていきましょう。
会員さんの集客から成婚までサポート可能!
従業員で結婚カウンセラーとして働く場合はどうしても制限があります。会社の規則を守らなければいけないし、やりたくない仕事を任されることもあるでしょう。自分が自由に決められないもどかしさや、やりたい仕事をやらせてもらえないこともあります。自由度が低いのが結婚相談所に雇われて婚活アドバイザーとして働くデメリットと言えます。
独立開業した場合は、どんな仕事をするか?どのように進めていくか?は基本的に自由です。自分に合ったやり方で、自分の理想に突き進むことができます。この自由度の高さこそが、独立開業するメリット。すべて自分の裁量で、自分が提供したいサービスを提供できるため、自分が理想とする結婚相談所を運営することができます。
ただし、絶対に独立したほうが良いとは一概には言えません。結婚相談所に雇われているときは集客や事務処理等は他のスタッフがやってくれて、婚活アドバイザーは会員さんのフォローがメインの仕事となります。自分の仕事に集中できて、会員本位で婚活をサポートできるというメリットがあります。
自分で結婚相談所を開業した場合もそういった働き方ができなくもないですが、会員さんのサポート以外にも集客や事務処理、会計など、さまざまな仕事をこなさなければいけません。結婚相談所を存続させるためには利益も追求する必要があります。会員さんのフォロー以外にも考えることが多いのが現実です。
ただし、これも自分の力で改善することは可能です。仕組みさえ作れば自分が理想とするサービス提供することができるようになれます。裁量をもって働きたい、大変かもしれないけど理想を突き進みたいという方には独立がおすすめです。
独立後は大変?!実際、開業された方に独占インタビュー
前章でもお話したように、独立して良いことばかりではありません。困難も数多くあることでしょう。特に集客や会員さんとの関係づくりで悩んでいる方が多い傾向があります。
果たして、実際のところどんな困難が待ち受けているのでしょうか?乗り越えることはできるのでしょうか?独立開業された婚活アドバイザーの先生(ブライダル・ハッピーフェアリー青山 鈴木 まこさん)に独占インタビューを敢行。赤裸々に語っていただきました。
いままでで一番苦労された事はなんですか?
集客ですね。開始1年で会員様は10名もいませんでした。
現在、集客はどのような方法でされていますか?
なんらかの信頼関係がある方がいいですから、成婚退会された会員様のご紹介が一番いいですね!
退会されてもまたご紹介でご入会していただいて今は回っています。一時期はどなたのご紹介かわからず、評判を聞いて・・・とおっしゃってご入会いただき、看護師さんがたくさんいらした時期もありました(笑)。きっと看護師さんたちの間で、どなたかが話題にしてくださったんでしょうね。
会員様のご対応でご苦労されるのは?
泣いたり怒ったり・・・、色々ありますよ。うまく行かずに、今にも怒り出しそうなお顔で訪ねて来られた男性会員様もいらっしゃいました。でも私は向き合います。「私はあなたに最後まで寄り添います!」という気持ちを見せるんです。こちらがきちんと向き合うと、いつか必ず、分かり合える瞬間がやってきます。
基本的に、後回しにしないよう心がけています。何も特別な事ではないですよ。会員様が誠意を感じてくれると思い、続けています。
副業としても人気のある結婚相談所!低リスクで開業したい方へ
独立することで自分が好きなように仕事ができる、結婚カウンセラーとして理想を突き進めるというメリットがあることは理解いただけたかと思います。しかし、自分で結婚相談所を開業するのは簡単なことではありません。利益が上げられずに廃業になるケースも少なからずあります。
そこで、ここからは低リスクで結婚相談所を開業するためのポイントを見ていきましょう。
まずは副業からもOK!
副業を解禁する企業も増えてきました。「副業として結婚相談所を開業しよう」とご検討される方も増えている印象です。自分が好きな仕事をして副収入を得る方が多くなり、この流れに乗らない手はありません。まずは結婚相談所で働きながら、副業として個人でも会員を募って結婚カウンセラーとして活動してみるというスタイルがおすすめです。
いきなり会社を辞めて結婚相談所を開業してしまうと、収益が上がらなかったときに無収入となってしまいます。結婚相談所にいながら、自分でも副業として結婚カウンセラーとして活動するという二足のわらじを履けば、失敗しても無収入になることはありません。
まずは、従業員として結婚相談所で働きつつも、休みの日や勤務時間外に婚活アドバイザーとして少しずつ動いていくというスタイルで起業準備を進めてみましょう。
軌道に乗ったら本業としてシフト可能!
副業が軌道に乗ってきたら、いよいよ独立のとき。退職して自分の結婚相談所を開業しましょう。
ただし、見通しが甘いと思った以上に収入が低くて生活ができなくなってしまうというケースに陥る危険性があります。独立してもちゃんとやっていけるほどの利益が出ているかどうかを考えた上で判断しましょう。
副業として少しずつ動いていけば、事務用品などの備品が揃っていて、ある程度やり方なども確立されている状態なので、費用もかからずスムーズに開業ができるかと思います。
独立するなら少しでもリスクを回避しよう!日本仲人連盟がしっかり開業サポート
従業員として働けば仕事に集中できるというメリットがある一方で、自由度が低いというデメリットがあります。独立にはやるべきことは多いというデメリットがありますが、裁量をもって自分の理想を追求できるという大きなメリットがあります。
自分のやり方で仕事をしたい、本当に会員さんのためにサービスを提供したいという想いがあるのであれば、独立するのも良いかもしれません。ただし、結婚相談所の開業にはリスクも伴います。
日本仲人連盟では結婚相談所の開業まで親身にサポート。婚活アドバイザーとして活躍するためのノウハウや集客方法などを伝えるセミナーも開催するなど、バックアップは惜しみません。専用のシステムや豊富な会員データーベースも利用可能です。
ぜひ、低リスクで開業するなら、日本仲人連盟への加盟を検討してみてはいかがでしょうか?ご興味がありましたらぜひ資料請求やお問い合わせください。