外出自粛や休業要請で人と会えない!今、結婚相談所を開業しても大丈夫?
新型コロナウイルスの脅威は報道されているとおりです。東京都などの7都府県をはじめ全国に緊急事態宣言が発令されて、外出自粛や休業要請が出されています(2020年5月時点)。
ウイルスの感染拡大と同時に危惧されているのが経済の悪化。自粛によって消費が冷え込み、これから不景気に突入すると言われています。
結婚相談所を開業しようと決意されていた方にとっては、まさに寝耳に水の状況。夢だった起業をあきらめるべきなのでしょうか?それともこのまま開業準備を続けるべきなのでしょうか?
先読み・逆転発想こそ成功の秘訣
結論から言いますと、開業はあきらめるべきではありません。もちろん、外出自粛などが長引けば、売上をなかなか上げられない厳しい状況に陥るでしょう。仕事も暇になるかと思います。
でも、この状況こそが実は好機なのです。行動制限が解かれればその反動は凄まじく、一気に動き出すことが予想できるからです。
景気が上向けば旅行に行ったり、欲しい物を買ったり、外食の回数が増えたりというように、今まで我慢していたことをみんなが一斉にしだすわけです。今回の新型コロナも終息して自粛要請が解除されたら、多くの人がこぞって旅行や外食をするようになるでしょう。
ビジネスは不況と言われているときが、先読みをして準備できる最高のタイミング。ここで地盤を固めていた人が不景気後の反動の波にすぐ乗れ、準備していなかった人が倒産や廃業に追い込まれてしまうのです。
結婚相談所開業はむしろチャンス?
特に結婚相談所の開業は、将来への不安が高まっている今こそ良いタイミングと言えます。その理由を深堀りしてみましょう。
東日本大震災直後に婚活者急増、同様のケース
2011年、日本社会を大きく混乱に陥れたのが東日本大震災です。多くの人々の尊い命が失われ、地震や津波、原発事故で家を失われた方々が避難所生活を余儀なくされました。
震災が起きた3月11日以降は数カ月間日本全体に自粛ムードが広がり、経済が停滞しました。
しかし、そのような状況でも結婚相談所の利用者数は堅調に伸びていったのです。株式会社リクルートマーケティングパートナーズが行った『ブライダル総研婚活実態調査2018』によると、婚活サービスによって結婚した人の割合は2000年では1.4%だったのが2009年には2.9%に上昇。
さらに震災後の2012年には4.9%となり、それ以降も右肩のぼり。2016年は11.3%で、1割のカップルはなんらかの婚活サービスを利用しているという結果となりました。
この背景にはさまざまな要因が考えられますが、中でも地震で仕事や家など大切なものが失われる、命が失われるかもしれないという不安感から、人々の結婚意識が変わったとも言われています。
計画停電や余震が続く日々。独り暮らしをする方の不安が募るのも、無理はありませんでした。
カレシに「毎日不安だよ」と打ち明けたら、「それなら、一緒に暮らそう」と言われてそのままゴールインした。
放任主義の親から「付き合っている人がいるなら、早く結婚しなさい」と強く背中を押された。
などなど。後に「震災婚」という言葉が生まれるほど、震災をきっかけとして結婚した人が数多くいるのです。東日本大震災の際には死に対する恐怖から、「相手の年収」といったことを考えずに、共に暮らすパートナーを求める傾向が強まり、多くの独身者が結婚に向けて動き出すようになりました。
引用元:ブライダル総研 婚活実態調査2018
婚活需要が増える可能性が高い
今回の新型コロナウイルスも人間の力ではどうにもできない脅威です。感染リスクに怯え、将来に対する不安を抱えながら、日常生活が抑制されているという現状があります。
この状況下で、再び人々の価値観や結婚に対する意識が変化することが見込まれているのです。
今こそ、やっておくべき準備とは?
婚活ビジネス業界も岐路に立たされている状況です。ここで以下のような準備をしっかりとしておけば結婚相談所として時代のニーズに応えられ、会員さんにしっかりと価値を提供することができるようになります。
未来に向けての種を蒔く
結婚相談所を開業したときにまず行ってほしいのがお知り合いの方やご友人の方への宣伝です。これだけネットが普及した今でも、口コミには大きな宣伝効果があります。
お知り合いの方や友人の方が結婚相談所を利用してくれる可能性ももちろんありますが、さらにその方が自分の友人や知人にすすめてくれるという波及効果も期待できます。
名刺やちょっとしたチラシを渡したり、ツイッターやFacebookなどで「今度、結婚相談所を開業します」とお知らせする草の根活動が意外と効果があるものです。
Web集客施策を開始する
友人や知人への宣伝も有効ですが、これだけでは不十分です。今はやはりネットの時代。特にホームページは必須です。ただし、ページを作ったからといってすぐに集客できるわけではありません。
GoogleやYahoo!などの検索結果画面の上位に表示させるための施策をSEO(検索エンジン最適化)と言います。ホームページの記事を書いて情報を充実させたり、見やすいレイアウトにしたりするといったことがSEOに有効なのですが、じゃあ更新したからといってすぐに成果が現れるわけではありません。
半年、1年と長期スパンで内容を充実させていくことで、はじめて検索結果画面の上位に表示されて人に見られるホームページになるのです。
不況で時間がある今からSEO対策を徐々にはじめていけば、好景気に転換したときにスムーズな滑り出しができるでしょう。集客できるホームページができていれば、ライバルを出し抜くことも可能です。
オンラインお見合いの準備・体制づくり
新型コロナウイルスの影響でお見合いなども延期になっているのは事実です。一方で、パソコンやスマホを使った「オンラインお見合い」を導入している結婚相談所も増えてきています。リモートワークの施策の一環として、テレビ電話を使って会議をしている風景をニュースなどで見られた方もいらっしゃるかと思います。それと同じような仕組みでお見合いを行うのです。
オンラインお見合いを導入すれば、「自宅にいながらにして婚活ができる」「感染するリスクがなくお見合いができる」というセールストークもできます。
Zoomをはじめとして、オンラインお見合いができるツールは数多くあります。この機会にオンラインお見合いができるような体制を整えてみましょう。もちろん、日々の結婚相談業務で会員さんと面談をするときにも使えます。
管理画面に慣れる
今の時期にご自身のスキルを磨いておくことも重要です。連盟に所属するのであれば会員情報をしっかりとチェックしておきましょう。
管理画面の操作に慣れれば、会員さんとお話しているときにスムーズにお相手を紹介することができます。会員のプロフィールなどを頭に入れておくことで、仲人やカウンセラーとしての引き出しも拡がります。
事務管理関係の仕組みを作る
開業をするとなると、婚活のサポートだけでなく確定申告に必要な申告書や帳簿類の作成や契約書、規約の作成といった事務仕事なども自分で行わなければいけません。また、日々の収支計算なども経営をする上では重要です。
会計ソフトを導入するなどして帳簿作成や収支計算がスムーズかつ確実にできる仕組みづくり、契約書や規約書などの書類のフォーマットなどの準備、規約や契約の中身を把握するといった作業にも時間を充てましょう。わからなければ所属する連盟に確認してみてください。丁寧にフォローしてもらえるかと思います。
こうした作業はどうしても後回しにしがち。今仕組みを作って、内容を理解しておけば、忙しくなったときに事務処理に手間や時間を取られる心配もありません。
これから結婚相談所を開業するなら日本仲人連盟にご相談ください
新型コロナウイルスによる自粛が続き、これから不況が訪れると言われていますが、今だからこそできることもあるのです。この時期がチャンスとも言えます。ぜひ、今から地盤固めをして、好景気が来たときに良いスタートダッシュが切れるようにしましょう。
日本仲人連盟では不況のときでも高い志をもって婚活ビジネスで起業される方を全力でバックアップします。初期費用やランニングコストも他の業種と比較して安く済むから利益率も高いです。
開業準備から開業後の集客や会員さんとの接し方、事務処理などの運営に関するお悩みまで、今まで蓄積したノウハウを使ってサポートいたします。
ご興味がありましたら、ぜひご相談ください。