結婚相談所の独立開業・開設を考えられている方が、必ずと言っていいほど迫られるもの。
それが
「所属する結婚相談所の連盟の選択」です。
選択基準としては、
●コスト(初期費用や、ランニングコスト。)
●所属相談所の数(仲間の数であり、集客の際のライバルの数でもある。)
●会員数(多いとプロフィールをたくさん吟味できるが、お見合いや成婚が決まるとはかぎらない。自分がお世話する会員にいかにご自身を知ってもらい、選んでいただけるお相手と結び付けられるかが相談所のお仕事。)
●サポートや研修の内容(加盟金や月会費の中に研修費が含まれているか?別料金か?)
●普段のフォロー体制(研修とは別に、常時どこまで丁寧に向き合ってくれるか。問い合わせしたいことは電話での質問が可能か?メールのみか?)
●上場か?非上場か?(会社が一番見ている目線は相談所か?株主か?婚活の会員見込み客が相談所を選ぶ指標にはならない。)
などで、どの連盟に加盟して相談所を開業するか選択していくことになると思います。
その記事は別にアップもされていますので、今回はちょっと別の切り口でお伝えしてみようと思います。
30年以上前から業界を見てきた筆者が、「実際の各連盟の対応」「各加盟店から聞いた生の話」をもとに
「この4月5月、コロナ禍という今までにない危機的状況で、各連盟組織がどのような対応をしていたか?各連盟の姿勢」
というちょっと変わった観点のお話をしてみたいと思います。
連盟A
連盟Aでは以下のようなことが行われました。
・相談所の方々と連盟の意見交換の場である定例会は、できるだけリアルに集まる方法を模索しながら、最終的にオンライン開催。
→今後を見据え加盟店の方向けにZoomの簡単な利用法を最初に発信。
・オンラインお見合い対応の可・不可表示設定を他社に追随してシステム導入。
→会員様がオンラインでのお見合いを受けるかどうかを一目でわかるようにした。
・オンラインお見合いにスムーズに対応できるよう、オンライン用URLを共有できる欄
をいち早く追加。
・いち早く加盟店にマスクと会社の思いを記したレジュメを配布。
→全加盟店に配布。後日希望者に向けて、再度マスクの送付も行う。
・新料金プランの発表と会員サイトのリニューアルを発表。
→相談所側の負担を抑える可能性を提示。
・オンラインパーティを実施
連盟B
連盟Bでは以下のようなことが行われました。
・いち早くオンライン定例会を実施。
→オンラインお見合いに関する暫定の指針を発表。
・いち早くオンラインお見合い対応の可・不可表示設定をシステムに導入。
・他に追随して全加盟店にマスクを配布。
・オンラインパーティの実施。
連盟C
連盟Cでは以下のようなことが行われました。
・2番目以降にオンライン定例会を実施。
→Zoomの使用法などのレクチャーはなく、オンライン環境の利用推奨を発信。
・オンラインお見合いの暫定指針を決定。
→システム側には機能追加せず、プロフィールへの各自記入で対応。
・本部事務局への電話問い合わせに事前予約必要。
→コロナ禍で混乱した状況下でも予約をしてから問い合わせ。
・加盟店向け業務管理アプリを先着順・有料でリリース。
→有料で提供される内容がPC版と同じ機能で、さらに機能が限定されており、通常の月会費のほかに追加で利用料がかかる仕組みを追加。
まとめ
いかがでしたでしょうか?数字だけではわからない連盟の加盟店に対する姿勢をご紹介いたしました。このコロナ禍という、今までにない非常時に本部事務局がどういった対応をするかはこれから結婚相談所をする方にとって大きな関心事なのではないでしょうか?こういった側面も含めて、「ご自身に合った結婚相談所連盟を選択」してみてはいかがでしょうか?